ホワイトデーに『高級ハンドクリーム』VS『焼き立てのパン』

そこにしかない、付加価値とは。

こんにちは、だいちです。

ブログやメルマガを書いていると、

価値がある情報しか書いちゃダメだ。
ブログを日常のエッセイにしちゃダメだ。

という考えに陥って、
前に進まないってことありませんか？

僕は、めちゃくちゃありました。

ブログもメルマガも、
知識として有益な情報を載せる媒体なんだ。
そうしなければ、誰も目に留めてくれない。

有益な情報っていうのは、
自分にとっても、
自分以外の誰かにとっても、
全ての人にとって有益な情報ということ。

たとえば、
「ワンクリックで月収100万円稼ぐ方法」っていう、
一瞬で目を引くような情報を発信すること。

そういう情報を発信するべきなんだって、
僕は思っていたわけです。

だから、
ブログやメルマガのネタになる情報を、
調べまくっては真似をしました。
そしてそれを情報として発信していました。

でも、そんなことをずっと続けていくと、
自分自身の意見がなくなるばかりか、
自分の情報は有益じゃないんだ
っていう気がしてきて、
どんどん自信がなくなってくるんですよね。

自分オリジナルの意見を加えても、
自信は全くない。

むしろ、
その程度の意見しか言えない自分に、
腹が立つ。

自分の情報は無益で全く価値がない。

それは違うんです。

今日は、そのことに気づいてもらいたくて、
いや、僕自身にも改めて言い聞かせたくて、
このブログを書いてます。

この話は、僕のホワイトデーの実体験です。

いつだって女性からモテモテの僕は、
毎年バレンタンデーの日にたくさん・・・
そう、トラック一台分くらい・・・

チョコをもらいたい願望が強くあります。涙

数年前のバレンタイン、
僕は久しぶりに、
チョコレートを３つもらいました。

1個は母親から。
もう2個は、職場の女性からでした。

僕は、職場の女性にもらうことも4年に1回、
オリンピック並みに珍しい事件なので、
義理チョコだって分かっちゃいたけど、
めちゃくちゃ嬉しかった事を覚えています。

当時は彼女もいなかったから、
余計に舞い上がっていたのかもしれません。

だから、ホワイトデーのお返しは、
女性誌とかネットとか調べまくって、
1個2000円くらいする
ロクシタンのハンドクリームを
プレゼントしました。

そしたら、職場の女性は、
結構、喜んでくれたんです。

それからまた1年後・・・。

僕がもらえるチョコレートは
4年に1回だから、
今年はもらえないだろうなと思っていたら、
またも義理チョコ2つをゲット！

ちなみに、去年と同じメンバーからです。

いやーー、、僕は2人にとって、
必要不可欠な男なんだな。

と、またしても舞い上がっていた僕は、
ホワイトデーの前日になって、
何も用意していないことに気が付きます。

しかも、気づいた時点で夜の20時。

もう地元の百貨店は締まってる。
去年ロクシタンのハンドクリームで、
今年はスーパーのクッキーだなんて、、
僕のプライドが許さない。

それで、僕は、夜な夜な頭を振り絞って、
どうしたもんかと考えました。

そして、ひらめいた僕は、
早朝から空いている人気のパン屋に並んで、
パンを買って、渡すことにしました。

そこのパン屋は、
地元では結構有名なパン屋です。

とはいえ、去年に比べて
単価は、一人500円くらいとかなり安い。

もしかしたら、
ロクシタンのハンドクリームを
今年も貰える！
そう思って、僕にチョコをくれたのかな。。

途中そんなことを思ったりもしたけど、

そこのお店で一番人気のパンを２つ買って、
職場の女性にあげることにしました。

で、朝来てすぐ職場の女性にあげました。

限りなく出来立てパンを渡したかったから、
昼休みに渡すなんて考えは全くありません。

そしたら、2人とも、
去年よりずっと喜んでくれたんですよね。

「え？ここのパンわざわざ今朝買ったの？」
「ここのパン屋、休みの日だと
すぐ売り切れちゃうんだよね。ありがとう！」

職場のバレンタインとホワイトデーなんて、
本当にただの形式行事でしかないのに、

今でも、2人は、
「あの時のパン、おいしかったよ。」
「休みの日に買いに行くようになった！」
って言ってくれます。

逆に嫌味なんじゃない？！
って思われるかもしれませんが、
素直な僕は、褒め言葉として
素直に受け取っています。

そして、素直な僕は思ったんですよね。

「付加価値にこそ、価値がある」

高級ハンドクリームは、
普通のハンドクリームよりも、
品質は良いんだと思います。

自分では普段買わないから、
嬉しいものなんだろうとも思います。

でも、数あるお返しの中の一つとして
数に入れられただけだったんじゃないかと、
僕は思ってます。

だって2人のことだから、
僕以外からも、ハンドクリームを
たくさんもらってたかもしれないですしね。

でも、自分で言うのもなんですが、
僕が通勤前に並んで買った
出来立てのパンは、

「仕事なのに朝早くから並んで買った」

という、付加価値がプラスされたプレゼントだったんです。

けど、、僕が一番感謝すべきなのは、
モテない僕にチョコレートをくれた、
この職場の2人の女性は、
その付加価値が誰よりも分かる女性だった、
ということです。

もし、値段だけで物事を考える人だったら、
パンよりハンドクリームのほうが良かった！

って陰で文句言っていたと思います。
あ、余談ですが、僕のドケチな彼女は、

僕にバレンタインも誕生日プレゼントも
くれません。

あげたら返さないといけないし、
互いにプレゼントで気を遣う関係が嫌だ。
だからお互いプレゼントは贈り合わない。

あ、でも、その分、付き合ってあげてるんだから、許して！

ですって。

うぅ。。
グゥの音も出ないぜ。。

まぁ、これも、
僕の彼女の付加価値ということなんだ
ということにします。

とにかく、付加価値を大切にしている人は、
世の中に一定数いる。

いや、一定数どころか、たくさんいる。

僕はそう思っています。

自分という存在は、
唯一無二の価値です。

自分というフィルターを通すことで、
自分にしかない付加価値を
加えることができるんです。

雲の上の情報ばかり提供することだけが、
大切なのではありません。

些細なことでも、実際に役立ったこと。
他の人にその情報を共有したいこと。

それを書けば素敵な記事が出来上がります。

等身大の自分を忖度なく、
等身大の気持ちで発信すること。

心から役立つと思う情報を発信すること。

あなたにしかない付加価値は、
必ずあるっていうことです。