何か意見はないのか？と聞かれるけど、
あなたの意見を求めているわけではない。
こんにちは、だいちです。
今日ご紹介する内容は、
仕事ができるができないかは、
チームにいかに貢献できるかどうかで分かれる、ってことです。
この話、正直めちゃくちゃ耳が痛いです。
僕は痛すぎて耳がちぎれました。
社会人になりたての頃や、
職場が変わったばかりの頃を思い出してください。
職場で会議や打ち合わせをしてるとき、
『周りはきちんと発言してるのに、自分だけ黙っていたら仕事できない奴だと思われてるかな？』
『何でもいいから意思表示しないと、ただの置物だと思われるよな』
と周りに思われるのが嫌で、
自分の意見を無理矢理ひねり出した経験ありませんか？
それ、逆効果です。
もはや、その行為、嫌われてます。
悲しいけど、これが現実なんです。
ミーティングの場で求められているのは、
あなたの斬新な意見やアイディアではありません。
むしろ、斬新な意見を言えばいうほど、
なんだコイツ？！と思われます。
それは、特異性信用の使い方が間違っているからです。
特異性信用とは、
ルールに従ってチームのために働き、
チームの目的達成のために貢献することによって得る信用のことです。
つまり、
ミーティングの場で求められているのは、
あなた独自のアイディアではなくて、
チームの目的達成のためにどれだけ貢献できてるかどうかなのです。
周りと同じアイディアでいいんです。
周りに合わせた方がいいんです。
特に、自分の影響力が低いとき、
チームで何か新しいことをやりたいとき。
そんなときは、チームリーダーの意見に対して、どれだけ前向きにサポートできるかどうかが得策です。
このことは、
ノースカロライナ大学のアリソンフラジールの実験で証明されています。
その研究によると、
上司の意見に対して問題点を指摘すればするほど 、指摘した人が2年以内に昇格する確率は低くなったという実験結果が出ています。
たとえその問題点が正しくてもです。
それに対し、
上司の手伝いを自ら申し出たり、
上司のために人脈を作ってくれたり、
上司のために情報収集をしてくれる行動をとった部下は、昇格が早い。
これだけ聞くと、
ただの上司へのゴマスリやん！！！
と思われるかもしれません。
そうです。
極端な言い方をすれば、結局ゴマスリです。
影響力が低い人（部下や新人など）は、
個人の意見やアイデアを出しすぎると嫌われる。
つまり、出る杭は打たれるということです。
って、もう聞くだけで、
自分の意見を殺して上司に好かれるくらいなら辞めてやる！と思った方もいますよね。
だから、最後まで聞いてください。
ちゃんと解決策はあります！
それは、チーム内において、
あなた自身の特異性信用を高めることです。
特異性信用を高めることで、
あなたの意見はきちんと尊重され、
反映されます。
その方法は、
リーダーの発言や行動からアイディアを引き出すこと。
仮に自分が思いついた名案であっても、
リーダーが発見した名案のように振る舞うこと。
そして、そのアイディアに対して、
リーダーのために前向きにサポート役に徹すること。
この3点です。
例えば、チームリーダーが会議をしたいと言ったとします。
その時、積極的に意見を呈するのではなく、
「私は書記をします」と言って、
チーム内の意見をホワイトボードに書き出すことから始めると言った具合です。
小さなことからコツコツと。
自身の特異性信用を積み重ねることで、
チーム内での発言権を手にすることができるのです。
要は下積みを舐めるなってことです。
下積みにはチームを支える意味だけでなく、
後々の自分自身のポジションにも役立つのです。
下積みを誠実に行ない、雑用こそ大切にできる人こそ、チームの中で後々大きな影響力が持てるってことなのです。
上司の意見にはとにかく反対しかない。
媚を売って生きていくくらいならチームから外れても構わない。
その意見も分からなくもないです。
しかし、特異性信用を得るか得らないかは、
あなた自身の発言力や影響力の基盤です。
常にサポート役に徹して
あなたの意見を殺すことが美徳だと言ってるわけではありません。
まずはあなた自身の特異性信用を勝ち取ること。
あなたの意見が反映するのは、
特異性信用を勝ち取ったあとです。
リーダーの心1人さえ掴むことができなければお客様1人の心を掴むことも至難の業です。
とにかくまずは特異性信用を重ねること。
それによって自身の影響力を持たせること。
これを必ず意識してください。
あなたの人生が、
特異性信用の積み重ねによって、
上手くいくことを心から願っています。
ではでは。
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